妊娠中に離婚危機!?夫が原因のイライラやストレスを回避する方法
赤ちゃんが生まれるという嬉しさや期待よりも、妊娠中に不安や負担を感じる女性の方が多いでしょう。初めての妊娠ならなおさらです。
しかし、家事の手伝いをしない、妊娠・出産・育児への理解がない夫が多く、妊娠中もこれまで通りの生活を期待して発言する夫の言葉にストレスを感じることがあります。
そこで本記事では、ストレスの原因になりやすい夫の言動を例に挙げながら、夫が原因のイライラやストレスによる離婚危機を未然に防ぐための方法について紹介します。
妊娠中ストレスの原因になりやすい夫の言動
夫婦共働きの世帯が増え、核家族化が進んでいる今、妊娠中は夫の協力やサポートが必要不可欠です。しかし、妊娠前と変わらない言動の夫は多く、ちょっとした一言や行動に対してストレスに感じてしまいやすいです。
妊娠中の女性にとって地雷となりやすい言動は人それぞれ違いますが、特に次のような言葉や行動に傷ついたり、怒ったりしやすいです。
つわりを周囲の人と比べられること
会社の同僚は妊娠していたし、全然しんどくなさそうだった。
つわりがひどい時期でも、友だちの奥さんは家族の食事を用意していたよ。
二日酔いみたいなものなんでしょ?
つわりのつらさは、人によって違います。それなのに、周囲の方と比べられ、自分が大げさであるかのような言い方をされるのは悲しいですよね。
休んでいることや家にいること
仕事が休めていいな
家にいるのに家事もしないで休んでたの?
寝過ぎじゃない?
月日を重ねるほど体が重く感じられ、動くことも大変になります。家事をしたくても動き回ることが難しく、休み休みやることも多いですが、男性にとってはなかなかその状況が理解しにくいようです。
俺の方が大変・凄いアピール
俺が仕事をして稼いでるんだ
妊娠は病気じゃないでしょ。俺はしんどくても仕事に行ってるよ?
社会的な責任やさまざまな立場にある男性も大変でしょう。しかし、妊娠中で休んでいる女性も大変です。妊娠してから生まれるまで、24時間お腹の中の子どもを気にかけ、兄弟がいる場合は上の子のお世話もあります。
また、妊娠中にはさまざまな体の不調が起こりやすく、やむを得ず仕事を休んだり、辞めたりしなければならないケースは多いです。「一緒にがんばろうね」と言い合える関係になれるといいですね。
妊娠・出産・育児に無関心
子どもの名前は決めて
産むのは君だし、安産祈願の場所は任せる
2人の大切な子どもなのに、「なんでもいい」や「勝手に決めて」などといわれると、悲しい気持ちになりますよね。男性にとっては、子どもが生まれるという実感がわきづらく、どこか他人事になってしま人は少なくないようです。
妊娠中はイライラしやすいことも要因
妊娠中は、これまでとは別人のようにイライラやすくなる傾向があります。特に、妊娠初期から中期にかけては、赤ちゃんを育てるために必要な女性ホルモン「プロゲステロン」の分泌が影響し、イライラしやすいといわれています。
体が慣れてくると気持ちも安定しやすくなりますが、妊娠中は、胎児の成長や出産、子どもが生まれてからの子育て、経済的な不安や自分自身の身体に対する負担など、妊娠中はさまざまな悩みが募りやすいです。
胎児に与える妊娠中のストレスの影響
日本では妊娠中のストレスに関しての研究が進んでいませんが、海外には妊娠中のストレスに関するデータが多数あります。
まだよくわかっていないことも多いとはいえ、妊娠中の精神的な影響は、自然流産や早産、低出生体重児のリスクが高くなるという報告もあり、夫に対するストレスにも注意が必要です。
妊娠中の夫に対するストレスを回避する方法
協力的ではない夫に対してストレスに感じているのであれば、里帰り出産をして距離を置くのもひとつの方法です。
赤ちゃんが生まれるまでの夫婦2人だけの時間を一緒に過ごすことも大切ですが、気持ちや体に負担がかかる環境では、赤ちゃんの成長にも影響を与えてしまいます。まずは、自分の体と赤ちゃんのことを一番に考え、夫に対するイライラを回避しましょう。
上の子がいるなど、里帰り出産が難しく、頼れる人も身近にいないという場合には、ヘルパーの利用がおすすめです。各自治体が事業として行う産前産後ヘルパーのほか、産後ヘルパー株式会社をはじめとする民間企業が行う産褥シッターやヘルパーもあります。
すべてを自分でやろうと思っていてもなかなかできません。夫の言葉や行動、思うようにできないことでストレスを抱え込んでしまうくらいなら、ヘルパーを賢く利用してストレスを回避しましょう。
上手にストレスを回避して赤ちゃんを迎える準備を
妊娠中はイライラしやすいこともあり、今まで気にならなかった夫の何気ない一言や行動にも反応してしまい、ストレスを抱えてしまう先輩ママは少なくありません。しかし、妊娠中にストレスを抱えてしまうと、赤ちゃんの発育や出産へも影響する可能性があります。
ゆったりとした気持ちで赤ちゃんを迎えるためにも、夫に対してイライラが募る前に里帰り出産を検討したり、ヘルパーを利用したりして、うまく気持ちを切り替えましょう。
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